霞ヶ浦とタナゴ釣り その3
タナゴ釣りに関する「霞ヶ浦の湖のこと」第三段です。前々回が1次元、前回が2次元だったので、一応、拘って3次元で考えてみましょう。湖の体積です。
北浦など全部合わせて、霞ヶ浦のトータル湖水量は8.5億立方メートルだそうです。これに対して、河川や降水で湖に流入する水量は年間14億立方メートルだそうです。だから、8.5÷14x365=220日、つまり200日以上掛けて、湖の水が理論上入れ替わる事になる訳です。これは、とても大事な数値で、一度水が悪くなると半年以上経たないと、簡単には新しい水に入れ替わらないヨ、という事が分かります。
一方、国土○○省では、霞水系に流入する河川別の流入量を毎年実測・計算してデータ公開しています。右上は数年前の湖心に注ぐ複数の河川の流入量をデータ加工したグラフです。
年度によってパターンが変わるのですが、この年のパターンは、梅雨時の6〜7月に突出して流入量が増えている事が分かります。一年の1/3〜1/4くらいの水量が大雨で流入しています。
北浦のアオコは未だに被害甚大で、魚影も昨年に比べると激減してしまいました。台風など大雨が来ないと回復しないでしょう。しかも一度水質悪化すると回復には数ヶ月時間が掛かってしまいます。巴川/鉾田川源流・周辺の水質汚染も、原因究明・対策実施が望まれます。
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